虎よ 虎 あかあかと燃える
夜の森のなか
どんな不滅の手や眼が
おまえの恐るべき均衡を作った
どんな遠くの海や空に
おまえの両眼の炎が燃えていた
どんな翼にのって 天翔り
どんな手が あえてその炎をつかんだ
どんな肩が どんな技が
おまえの心筋をねじ曲げ
おまえの心臓が鼓動し始めたとき
どんな恐ろしい手が どんな恐ろしい足が
どんなハンマーが どんな鎖が
どんな溶鉱炉に おまえの脳が
どんな鉄床が どんな恐ろしい把握力が
死に至るほどの恐怖をあえてつかんだ
星たちが矢を放ち
涙で天に雨を降らせたとき
自らの作品を見て 彼は微笑んだのか
あの子羊を作った者が おまえを作ったのか
虎よ 虎 あかあかと燃える
夜の森のなか
どんな不滅の手や眼が
おまえの恐るべき均衡を
あえて作り出した
「虎 (The Tyger)」試薬品 translated by KEIKO(『経験のうた』より)
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